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年を取っても元気に動けるためには、足を中心に体全体の筋肉を保つことがとても大事です。
最近わかったことですが、筋肉は脳のようにホルモンを作って、いろいろな病気から体を守ってくれます。
●筋肉を増やす、●血糖値を下げる、●血管を若く保つ、●大腸がんや認知症を防ぐなど、多くの病気を防ぐことができるのです。
健康になるために一番大事なことは、筋肉を保つことだと言ってもいいでしょう
ある人は 『筋肉は人生だ』と言っている先生もいます。
そこで、筋肉を効率良く増やして健康を守るための基本的な知識や方法を紹介です。
筋肉の役割は、体を動かすことだけではありません。実は、筋肉にはホルモンを作る役割もあるのです。このことがわかったのは、2000年代に入ってからです。
ホルモンを出すことで知られている体の部分には、脳の下垂体、膵臓(すいぞう)、甲状腺(こうじょうせん)、副腎(ふくじん)などがありますが、実は筋肉もその一つなのです。
筋肉が出すホルモンは「マイオカイン」と呼ばれます。「マイオカイン」という名前は、ギリシャ語のmyo(筋肉)と、kine(作動物質)を組み合わせた言葉です。今のところ、30種類以上のマイオカインが確認されています。マイオカインは筋肉を動かすことで筋肉から出され、体全体にいろいろな良い影響を与えています。
たとえば、筋肉をたくさん動かすことで、体が健康になったり、気分が良くなったりするのも、マイオカインのおかげなのです。だから、運動はとても大事なんですね。
筋肉が動くと、マイオカインというホルモンが出て、その中のイリシンというものが特に大事です。アルツハイマー型認知症という病気の人の脳では、イリシンの量が少ないという報告もあります。イリシン以外にも、脳を元気にするマイオカインがいくつかあります(IGF-1など)。
「昔は、脳が筋肉に指令を出して動かしていると考えられていました。でも今では、筋肉も脳に信号を送って、認知症を防ぐかもしれないと言われています。だから、脳と筋肉はお互いに影響し合っているんです。『筋肉に脳がある』と言う人もいます。」
筋肉は、使うことでマイオカインを出します。でも、もし筋肉を使わなくなって減ってしまうとどうなるでしょうか。実は、使われなくなった筋肉は、脳に良い影響を与えるホルモンを出しにくくなります。さらに、使われないで弱ってしまった筋肉は、認知機能を下げるホルモン(ヘモペキシン)を出すようになります。このヘモペキシンは脳の海馬に働きかけて、認知症を早めてしまうかもしれないのです。
だから、運動をして筋肉を使うことは、とても大事なんです。運動をすると、筋肉から出るマイオカインが脳を元気にしてくれるんですね。
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パーソナルトレーニングラボ 所沢
代表トレーナー てらいあきら
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