熱中症予防の食事 (NO.112)

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熱中症とは

栄養士の寺井です。今話題の食品や栄養のお話などををお送りしていきます。

ここ数日、一気に気温と湿度が上がり、熱中症のニュースが多くなってきました。

熱中症とは、具体的にどんなことでしょうか。

熱中症とは、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。

暑さによって体温調節機能が乱れたり、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることが原因です。

熱中症の症状は

熱中症の症状

①軽症・めまい・立ちくらみ・汗が止まらない・こむら返り・手足の痺れなど

対処法:冷やした水分・塩分の補給・涼しい場所へ移動(エアコンなどで室温を下げる)・安静にする

②中等症・頭痛・吐き気・身体がだるい(倦怠感)・ぼーっとする(虚脱感)

対処法:涼しい場所へ移動・十分な水分、塩分の補給・衣服を緩め、体を冷やす・安静にする・自分で水分を摂取できない場合は医療機関を受診

③重症・呼びかけても返事がおかしい(意識障害)・まっすぐに歩けない・けいれん・体が熱いなど

対処法:直ちに救急車を呼ぶ

(救急車を待っている間)涼しい場所へ移動・衣服を緩め、体を冷やす・安静・無理に水を飲ませない

熱中症の予防

いつでも、どこでも、誰でも、条件次第で熱中症にかかる危険性がありますが、正しい予防法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。

◉暑さに負けない体づくり

気温が上がり始める初夏から適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠をとるようにしましょう。

積極的に摂りたい栄養素
ビタミンB1(糖質をエネルギーに変える、疲労回復対策・精神安定作用)

豚肉、鰻、玄米、大豆、モロヘイヤ、キノコ類など

タンパク質(筋肉・臓器などの体の主成分、酵素・ホルモン・血液成分の主成分)

肉類、魚類、卵、大豆製品、乳製品

カリウム(細胞の浸透圧の調整)

野菜、海藻、果物、芋類

ビタミンC(体の免疫力を高めます)

果物(キウイ、イチゴ)、野菜(ブロッコリー、赤ピーマン、ほうれん草)など

ナトリウム、水分

 

◉日々の生活での対策
・今自分のいる場所の気温や湿度を確認しましょう
・室内を涼しくしましょう
・衣服を工夫して暑さを調節しましょう。
・水分・塩分を補給しましょう。
・帽子や日傘で直射日光を避けましょう。
・冷却グッズをうまく利用しましょう。
 

今年の夏は猛暑になることが予想されています。

規則正しい生活をして、暑さに負けない体づくりを目指しましょう。

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パーソナルトレーニングラボ 所沢

代表トレーナー てらいあきら

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