（NO.130）疲れが取れない方はいらっしゃいませんか？

栄養士の寺井です。今話題の食品や栄養のお話などををお送りしていきます

新年が始まり、一ヶ月経ちますが、疲れが出ている方はいらっしゃいませんか。

そんな時には、食事に気をつけることで、心身の疲れを軽減することが可能です。ここでは、疲れを和らげるための食事のポイントを紹介します。

1. 栄養バランスを考える

疲れを感じるときは、栄養が不足している可能性があります。以下の栄養素を意識して摂取しましょう。

– ビタミンB群：エネルギー代謝に関与し、疲労回復に効果的です。玄米、卵、魚、大豆製品などに多く含まれています。
– ビタミンC：免疫力を高め、ストレスを軽減する働きがあります。柑橘類やキウイ、赤ピーマンなどを積極的に取り入れましょう。
– マグネシウム：神経を落ち着ける効果があり、筋肉の緊張を和らげます。ナッツ類や緑黄色野菜、豆類に豊富です。

2. 水分補給を忘れずに

疲れを感じるときは、体が脱水状態になっていることもあります。水分不足は集中力や体力に影響を与えるため、こまめに水分補給を心がけましょう。水やお茶、スープなどで補うことが効果的です。

3. 食事のタイミングを工夫する

食事のタイミングも疲労感に影響を与えます。以下のポイントに気をつけてみましょう。

– 朝食をしっかり摂る：朝食は一日のエネルギー源です。しっかりと栄養を摂り、活動的なスタートを切りましょう。
– 間食を上手に利用：午後の疲れを感じたときには、ナッツやヨーグルトなどの軽食を摂ることで、エネルギーを補充できます。

 4. 消化に良い食材を選ぶ

疲れているときは、消化に負担をかけない食材を選ぶことが大切です。以下の食材を意識して取り入れましょう。

– お粥やスープ：消化が良く、体を温める効果があります。
– 蒸し野菜：栄養を逃さず、消化にも優しいです。

 5. 睡眠と食事の関係を考える

食事は睡眠の質にも影響を与えます。夜遅くの重い食事は避け、就寝前には軽めの食事を心がけましょう。また、トリプトファンを含む食品（例：バナナ、ナッツ、乳製品）を摂ることで、リラックス効果や睡眠の質を向上させることが期待できます。