花粉症辛くないですか（NO.135）

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花粉症とは

栄養士の寺井です。今話題の食品や栄養のお話などををお送りしていきます。

だんだん暖かくなってきましたね。

そうなるとこの時期、花粉症で辛い方も多いのではないでしょうか。

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が鼻や目の粘膜に触れることで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状を引き起こす病気です。

私たちの体には、細菌やウイルスなどの異物から身を守るための「免疫」という仕組みが備わっています。

しかし、食べ物や花粉のように本来は体に害のないものが、免疫のシステムによって異物＝敵とみなされると、体がそれを排除しようと働きかけます。その結果、くしゃみやかゆみといった症状が現れるのです。

このように、体を守るための免疫が、逆に体を傷つけてしまう反応を「アレルギー」といいます。花粉症もこのアレルギー反応の一種で、かゆみや炎症の原因となるヒスタミンという物質が細胞から大量に放出されることによって、不快な症状が引き起こされます。

花粉症などのアレルギーに効果のある食事はどのようなものでしょうか

花粉症に効果的な食事や生活習慣についてご紹介します。

1. 抗アレルギー作用のある食材

花粉症の症状を和らげるためには、抗アレルギー作用のある食材を積極的に摂取することが大切です。

– 魚介類：特に青魚（サバ、イワシ、サンマなど）に含まれるオメガ-3脂肪酸は、抗炎症作用が期待できます。
– 野菜や果物：特にビタミンCが豊富な柑橘類（オレンジ、グレープフルーツなど）や、抗酸化作用のあるベリー類（ブルーベリー、ラズベリーなど）を取り入れましょう。
– 発酵食品：ヨーグルトや納豆などの発酵食品は腸内環境を整え、免疫力を高める効果があります。

2. 食物繊維を意識的に摂る

腸内環境が整うことで、アレルギー反応を軽減する可能性があります。食物繊維を多く含む食材を意識的に取り入れましょう。

– 全粒穀物：玄米やオートミールなど。
– 豆類：黒豆やレンズ豆など。
– 根菜類：ごぼうや人参など。

3. 水分補給を忘れずに

水分不足は体内の乾燥を招き、花粉症の症状を悪化させることがあります。意識的に水分を摂ることが重要です。特に、温かい飲み物（ハーブティーやスープ）を摂ることで、鼻の通りを良くする効果も期待できます。

4. アレルギーを引き起こす食品を避ける

花粉症の症状を悪化させる可能性のある食品もあります。例えば、以下のような食材は控えることをおすすめします。

– 加工食品：添加物や保存料が含まれていることが多いです。
– 乳製品：一部の人にとっては、乳製品が粘液を増加させることがあります。
– 甘いもの：過剰な糖分は炎症を引き起こす可能性があります。

5. 生活習慣の見直し

食事だけでなく、生活習慣も大切です。以下のポイントも意識してみてください。

– 十分な睡眠：睡眠不足は免疫力を低下させるため、質の良い睡眠を確保しましょう。
– ストレス管理：ストレスはアレルギー症状を悪化させることがあります。リラックスできる時間を持つことが重要です。
– 運動：適度な運動は免疫力を高め、体全体のバランスを整えます。

花粉症に悩まされる季節は辛いですが、食事や生活習慣を見直すことで、症状を和らげることができるかもしれません。自分に合った方法を見つけて、一緒にトレーニングをして、快適な春を過ごしましょう！