トランス脂肪酸について(NO.144)

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トランス脂肪酸とは

栄養士の寺井です。今話題の食品や栄養のお話などををお送りしていきます。

みなさんはトランス脂肪酸という言葉を聞いたことはありますか?

よくマーガリンは体に良くないなど聞いたことがあっても、実際にどんな影響があるかとか、知っていますか?

そもそトランス脂肪酸とはどんなものなのでしょうか?

◉トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸の一種で、分子構造に「トランス型」の結合を持つ脂肪酸です。主に以下の2つの形で存在します:
1. 天然トランス脂肪酸:牛や羊などの反芻動物の乳や肉に少量含まれます(例:乳製品、牛肉)。
2. 人工トランス脂肪酸:植物油を加工して作る「部分水素添加油脂」(マーガリン、ショートニングなど)に多く含まれる。工業的に作られたものが問題視されることが多いです。

特に人工トランス脂肪酸は、加工食品(スナック菓子、ファストフード、揚げ物、菓子パン、冷凍食品など)に多く含まれ、現代の食生活で摂取量が増えやすい傾向にあります。

◉トランス脂肪酸のメリット

メリットは主に食品工業の観点から見られますが、消費者や健康志向の視点ではほぼありません。
1. 食品の保存性向上:トランス脂肪酸を含む油脂は酸化しにくく、食品の賞味期限を延ばします。
2. 食感や風味の向上:マーガリンやショートニングは、サクサクした食感やクリーミーな質感を食品に与える(例:クッキー、パイ)。
3. コストの低さ:植物油を加工して作るため、比較的安価で食品メーカーが使いやすい。

しかし、これらのメリットは主にメーカー側のものであり、健康志向の消費者にとってはデメリットが大きく上回ります。

トランス脂肪酸のデメリット(健康への影響)

トランス脂肪酸は多くの研究で健康リスクが指摘されており、特に人工トランス脂肪酸の摂取は以下の問題と関連しています:

1. 心血管疾患のリスク増加

– トランス脂肪酸は「悪玉コレステロール(LDL)」を増加させ、「善玉コレステロール(HDL)」を減少させます。これにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まります。
– WHO(世界保健機関)は、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えることを推奨しています。

2. 炎症の促進:
– トランス脂肪酸は体内で炎症反応を誘発し、慢性炎症を引き起こす可能性があります。これは肥満や糖尿病、関節炎などのリスクを高めることにつながります。

3. インスリン感受性の低下:
– トランス脂肪酸の過剰摂取はインスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病のリスクを増加させると言われます。

4. 肥満との関連:
– トランス脂肪酸を含む加工食品は高カロリーで栄養価が低いことが多く、過剰摂取は体重増加や体脂肪蓄積の原因となると言われています。

5. その他の影響:
– 一部の研究では、トランス脂肪酸が認知機能の低下やうつ病のリスクと関連している可能性も示唆されています。

◉トレーニングや健康志向の人にとってのポイント

パーソナルトレーニングを受ける人や健康を意識する人にとって、以下のことから、トランス脂肪酸の摂取を最小限に抑えることは大切です。
– パフォーマンス向上:炎症が少ない体は、筋肉の回復や持久力が向上し、トレーニング効果を最大化できます。
– 体脂肪管理:トランス脂肪酸を含む加工食品を避けることで、カロリーコントロールがしやすくなり、脂肪燃焼が促進されます。
– 長期的な健康:心血管系の健康を維持することで、長期的にアクティブなライフスタイルを維持できます。

トランス脂肪酸を避ける為には

1. 食品ラベルの確認を習慣にする
栄養成分表示をチェック
食品のパッケージに記載されている「栄養成分表示」を確認し、「トランス脂肪酸」または「部分水素添加油脂(partially hydrogenated oils)」が含まれていないかをチェックしましょう。
※日本ではトランス脂肪酸の表示義務がない場合もあるため、「水素添加油脂」や「ショートニング」が記載されている場合は注意が必要です。
– 「0gトランス脂肪酸」に惑わされない
表示が「0g」でも、1食あたり0.5g未満のトランス脂肪酸が含まれている場合があるので、原材料リストを確認することが大切です。

2. 加工食品の摂取を控える
– トランス脂肪酸は、以下のような加工食品に多く含まれがちです:
– マーガリンやショートニングを使用したパン、クッキー、ケーキ、ドーナツ
– スナック菓子(ポテトチップス、クラッカーなど)
– ファストフード(フライドポテト、フライドチキン、ピザなど)
– インスタント食品や冷凍食品(ピザ、揚げ物など)
– 対策:
– 加工食品の代わりに、果物、野菜、ナッツ、全粒穀物など自然な食材を選ぶ。

 3. 外食時の選択を工夫する
– ファストフードやチェーン店では、揚げ物にトランス脂肪酸を含む油が使われている場合があります。
対策
– 揚げ物の代わりにグリルや蒸し料理を選ぶ。
– サラダやスープなど、加工度の低いメニューを選ぶ。

 4. 自宅での調理方法を見直す
– 健康的な油を選ぶ
トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングの代わりに、以下のような健康的な油を使用:
– オリーブオイル(エキストラバージン)
– アボカドオイル
– ココナッツオイル(適量)
– 低温調理を心がける
高温で長時間調理すると、油が変性してトランス脂肪酸が生成される可能性があるため、揚げ物よりも蒸す、焼く、煮るなどの調理法を優先。
– 手作りスイーツを活用
市販のケーキやクッキーの代わりに、トランス脂肪酸を含まない材料(バターやオリーブオイル、天然甘味料)で手作りスイーツを楽しむ。

5. トランス脂肪酸の多い食材を代替する
– マーガリンの代替
マーガリンの代わりにバター(少量)やアボカド、ナッツバターを使用。バターはトランス脂肪酸をほとんど含まず、適量なら健康的な選択肢です。
– ショートニングの代替
ショートニングの代わりにココナッツオイルやバターを使用したレシピを試す。
 6. 知識をアップデートする
– トランス脂肪酸に関する最新の研究や規制情報をチェックしましょう。
例:日本ではトランス脂肪酸の規制が緩やかですが、欧米では使用が大幅に制限されています(例:米国では2021年から全面禁止)。海外の基準を参考に、積極的に避ける意識を持ちましょう。
– 信頼できる情報源(厚生労働省、WHO、栄養士の専門サイトなど)から学び、誤った情報に惑わされないようにしましょう。

自分の身体に入るものは、自分自身で選んで、食べていきたいですね。

自分自身で健康を手に入れていきましょう!

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